みそおじさん(食の6次産業化プロデューサー・プロレベル・4)

6次産業化推進活動の専門家である、食の6次産業化プロデューサー(プロレベル4)初回認定者で、食プロ認定の審査員をしています。日本人は縄文時代から「コメと大豆」を育て自らの命と健康を守ってきたという世界中で稀有の食文化を持っています。先進国中最低レベルの食料自給率に陥っている日本の食の国家安全保障を確立し、農林漁業のGDPを上げるための活動である6次産業化推進の考え方の大切さを広報し実践しています。

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『旧正月を大豆ミートの精進メニューで 祝いましょう! ~旧暦は農業にとって 必須な情報源だった!』

『旧正月を大豆ミートの精進メニューで祝いましょう! ~旧暦は農業にとって必須な情報源だった!』日本人は古来よりコメと大豆を育て、自らの命と健康を守ってきました。農業や漁業に携わる人たちにとっては、今の太陽暦のように一か月の日にちが固定されていて、1月1日は一年のうちで一通りしかないという考え方では無く、月の満ち欠けによって、新月が朔日(ついたち:1日)、満月が15日と数え、次の新月が訪れると次月の朔日(1日)とする、太陰歴による詳細な季節の移り変わりの情報が必需品だったのです!ちなみに太陰暦では1月1日は、五行(木・火・土・金・水)×12支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)=60通りもあるという考え方になり、61年目でやっと同じ年回りが巡ってきます(還暦)。厳しい自然と良い時も悪い時も向き合わなければならない農業や漁業に携わる人たちにとって、太陰歴のような詳細でデリケートな統計的季節感が必須だったのだと言えるでしょう!今でも伊勢神宮の暦には、三重大学の農学部の教授が心血を注いで、農作物などの播種時期や収穫時期を、長く培ってきた暦に基づいて記述していると聞きました。日本では明治6年から、西欧諸国に見倣って太陽暦を取り入れましたが、四季が明確で水と森林と海に恵まれた日本人には、旧暦にしたがって残してきた様々な季節感や年中行事が自然に擦り込まれているので、どうしても太陽暦では語れない、優れた文化性が旧暦にはあると感じている人が多いのではないでしょうか?そんな古来より培われてきた日本人の本来的な精神文化を感じるため、今週末から始まる旧正月を、大豆ミートを使用した、昔ながらの精進メニューで祝おうと思います(^^♪メニューは下記の通りです。【大豆そぼろ肉とレンコンのツミレ風~甘辛タレをからめて】