国が「豆腐安売り」に待った!! 食品で初、公正取引へ指針 農水省

国が「豆腐安売り」に待った!! 食品で初、公正取引へ指針 農水省

http://sekainowadai.com/fbfamily2/archives/308

関西テレビ 4/18(火) 19:57(配信内容抜粋)より

【薄田ジュリアリポ】

【スーパーことぶき】

「こちらのスーパーのお豆腐コーナーではいろんな種類のお豆腐が販売されています。99円…。そして88円。安いものだと68円のものもあります」

【スーパー玉出】

「安さが売りのこちらのスーパーでは、お豆腐が1丁48円で売られています。50円切ってます。そしてこちら。特別大奉仕、38円です!」

※食卓には欠かせない「豆腐」。取材の中で一番安かったのは、1丁340グラムで38円でした。

【街の女性】

Q豆腐はいくらで買う?

「3つで100円とか…」

【街の女性】

「たいがい80円くらい。」

Qでも安いとうれしい?

「何でもなぁ笑」

※総務省によると、大阪市で売られている豆腐の平均価格は、

ここ10年で100グラムあたり、36円から26円にまで、下がり続けているんです。その豆腐の安売りに「待った」をかけたのが、農林水産省!スーパーなどに対し、公正な取引を促す指針を先月まとめたのです。例えば「特売」などと称して、豆腐の製造業者に、取引価格の引き下げを一方的に通知することを控えるよう求めています。国が食品について、このような指針を促すのは国内で初めてです!

※今後、豆腐が値上がりする可能性が出てきました。

【スーパーことぶきの担当者】

Qお店の受け止めは?

「正直値段を上げるのはしんどいですね。もちろん売り上げにも関わってくる問題ですし、お客様も毎日使うものの値段が上がってしまうと、やっぱり困ってしまう。よそとの価格競争がありますので…」

※では、なぜ国が豆腐の安売りに歯止めをかけるのでしょうか?

【京都タンパク】

※「京禅庵」のブランドで豆腐を製造・販売するこの会社。

24時間体制で1日およそ30万パックの豆腐を作っています。経営者で、近畿の豆腐製造業者の協議会の会長も務める八陳康夫さんは、豆腐の価格について…

【八陳康夫会長】

「1パック150円前後が適正価格やと思います。国産大豆は5%ぐらいしかないんで‥(輸入大豆は)円が安くなると共に、豆代が2割3割、酷い時は5割も上がる。零細企業の為に、値上げの交渉にいくと注文が無くなる恐れが常にあるから、半分の人は怖くていけない!」

※また、消費者には嬉しい「特売」も、業者にとっては悩みの種だと言います。

【八陳康夫会長】

「1社がそれ(特売)をやると、客が一緒で繋がってるので結果的に、日本中のスーパーが豆腐は客を呼ぶ目玉商品になってしまう。すると豆腐屋が全部つぶれてしまう!安いのはいいんです。安すぎるんですよ」

※苦境に立たされている豆腐の製造業者。

【豆腐製造業者数グラフ】

1960年には、5万軒以上あった国内の豆腐の製造業者はこの50年でおよそ7500軒にまで減りました。

安売りが続けば今後も豆腐業者の廃業に歯止めが掛からない恐れもありますが…

【街の女性】

「大豆とか(原料費が)上がってくるもんね、そりゃあ大変だと思うわ、向こう(製造業者)も。でもこっちも大変。やっぱり安い方がいいね」

【街の女性】

「そりゃあ(値上げは)こたえるよ」

Q,値段が上がると買い控える?

「それはない。やっぱり食べることは高くなってもそれは食べないとあかんからね」

※安く買いたい消費者と、経営に苦しむ業者との間で

豆腐の価格の在り方が問われます。

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食育&6次産業化推進センター

日本の国土は美しく、日本人は縄文の世から四季折々の自然と共存し、米と大豆を中心にした農耕で自らの命と健康を守り続けてきました。和食が世界無形文化遺産となり、その美味しさだけではなく、日本人の健康な身体と心を作るのに欠かせない、栄養に満ち溢れたかけがえのない食文化であることを、一緒になって見直し、日本の美しい国土と食の幸を皆で分かち合いましょう!

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